最近は枝豆を栽培しています。毎朝起きたら白湯を沸かして、その間に水やりするっていう流れが日課になりつつある。植物の成長をみるのはとても楽しい。
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前回の続き。中学生の頃の話。
友だち何人かで集まって最近聴いている音楽の話をしていたとき、「わたしも音楽好き」と言ったら、「えー!そんなん音楽好きって言わんやろ!」と言われたことがある。
何に対して「そんなん」と言われたのだったか、確かみんなが聴いているのはHYだったりオレンジレンジだったりエルレガーデンだったりだったかと思うけれど、その当時わたしは何を聴いていたのかはあんまり覚えていない。音楽の授業は好きだったし、もちろんみんなが聴いていたアーティストはわたしも聴いていた。その当時テレビをつけたら耳にするようなアーティストばかりだったから、聞こえてきたって言い方の方が近いのかもしれないけど。
そのときは笑って流したけれど、内心「わたしは音楽が好きとはいわないのか」と引っかかっていた(そして今でも思い出すエピソードのひとつになっていたことにはわたしもびっくりした)。みんなみたいに好きなアーティストのひとりやふたりがいなければいけないものなのか。
そんな中学生の頃から十数年経った。
わたしは音楽が好き。だと思っている。
音楽は、物理的にも精神的にもわたしをいろんな場所へ連れていってくれる。思い切り落ち込んでいるときに寄り添ってますます落ち込ませてくれる音楽もあったし、朝イチこれを聴いておけば目覚めはバッチリな曲もあるし、音楽を続けていたから初めて海外に飛び出すこともできたし、音楽がなければ体験できなかったことは今までの人生で数え切れないほどある。
けれど、いわゆる「音楽好き」の人みたいにたくさんの国のたくさんのジャンルの音楽を聴いているかと言えば、決してそうではない。機材のことも全然わからない。音響のこともさっぱりわからない。音楽の歴史も掘り下げてない。音楽理論もよくわからない。そのとき心地のいい音楽を好きなだけ聴いているだけ。
けど音楽を聴くのも適当に即興で音を出すのも楽しい。
ルーツは?と聞かれたらいまだに答えられないだろうなあ。3時間くらい話を聞いてくれるなら答えられるのかもしれないけど。
あと20年くらい経った頃のわたしは、今よりももっといろんな音楽を聴いて、いろんな経験をして、そこから振り返ればルーツが見えてきてるかな〜。
答えられない質問は、まだ答えられないままです。
seizo
(今日のグ邸配信とカクバリズム配信楽しみだな〜)